用の美
お店はつつがなく営業させていただいて参りましたが、ある時フッとメインシェフのカミさんがこんな事を言うんですよ。
「なんであそこが980円で、ウチが720円しか付けられないの」
(突然で済みません。これ沖縄そばの代金の話しです)
更に続けてもうひと言。
「うちのドンブリじゃ、これ以上はダメよね」
そうなんです。
料理の値段って、うつわ一つで高くしたり安くしたりできるんですよね。(残念ながら、味とは別のところで・・・)
わたしはとっさに古山師の顔を思い浮かべました。
思い立ったが吉日。
師が得意の「織部釉」を施したうつわ類を譲ってもらうために工房へ駆けつけたのが、今からちょうど1年前のこと。
こんな「うつわ」を狙っていたのですよ。
織部釉・中鉢 織部釉・茶碗
結論を急ぎましょう
わたしが訪問の趣旨を述べ終わり、古山師から返事を待っていると・・・
古山師の口から出てきたのは、以外にも「地域文化の育成論」。
その時の内容をひと言にまとめると、
地域の文化を育てなければならない。そのためにも継承者の育成が急がれる、というものでした。
師は稲敷市の前身・新利根町時代から、文化推進事業として町営陶芸教室の講師を勤められていました。小学生から70近い初老のお方まで、教えていたと聞いています。
※稲敷市は欽ちゃん球団「ゴールデンゴールズ」のフランチャイズが置かれている茨城の地方都市です。
そんな師の話の中でわたしの琴線に触れた件(くだり)が一つありました。それが「用の美」です。
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